年末年始が近づくと「年男(歳男)」「年女(歳女)」などの言葉を耳にする機会が増えます。縁起がよいものなのかや、厄年と同じように注意して過ごすべき年なのかなど、さまざまな疑問が浮かぶ方も多いでしょう。
今回は、年男・年女(歳男・歳女)の意味や厄年との関係を解説します。2025年と2026年の十二支である巳年・午年の年男・年女の年齢早見表や、お祝いの贈り物についても紹介します。
年男・年女とは、生まれた年と現在の年が同じ十二支である男女のことです。年男・年女に関する知識や年齢を、もう少し詳しく確認しましょう。
十二支とは、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種の動物のことです。
古代中国より日本に伝わってきた思想で、暦・方角・時刻などを表現する際に用いられていました。年男・年女を表現する際は、暦上の十二支を用います。
古代中国では年月や方角を表す際に、十干も使用していました。十干とは、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・申・壬・癸の10の符号です。
十干と十二支を組み合わせた呼び名は、干支と呼ばれています。甲子・乙丑・丙寅というように、十干の10と十二支の12を合わせて60の周期で巡ります。
しかし現代において一般的に使われる干支は十二支のみを指すことが多く、子年・丑年・寅年という具合に、十干を省略するケースが多いでしょう。
十二支は毎年順番に巡り12年で1周するので、満年齢が12の倍数になる方が年男・年女にあたります。
例えば、12歳・24歳・36歳・48歳の方は年男・年女です。なお、生まれた年はカウントしないので、0歳は年男・年女ではありません。
2025年は巳年なので、巳年生まれの方が年男・年女です。2025年に年男・年女となる方の生まれ年と満年齢は、次の表を参照してください。
生まれ年 | 満年齢 |
---|---|
2013年(平成25年) | 12歳 |
2001年(平成13年) | 24歳 |
1989年(昭和64年・平成元年) | 36歳 |
1977年(昭和52年) | 48歳 |
1965年(昭和40年) | 60歳 |
1953年(昭和28年) | 72歳 |
1941年(昭和16年) | 84歳 |
1929年(昭和4年) | 96歳 |
2026年になると午年になり、午年生まれの方が年男・年女となります。2026年に年男・年女となる方の生まれ年と満年齢は、次の表を参照してください。
生まれ年 | 満年齢 |
---|---|
2014年(平成26年) | 12歳 |
2002年(平成14年) | 24歳 |
1990年(平成2年) | 36歳 |
1978年(昭和53年) | 48歳 |
1966年(昭和41年) | 60歳 |
1954年(昭和29年) | 72歳 |
1942年(昭和17年) | 84歳 |
1930年(昭和5年) | 96歳 |
自分の干支を迎えた男性のほかに、年末年始の家庭内の仕事を取り仕切る家長のことも年男と呼びます。
年末年始は大掃除をはじめとし、家庭内でさまざまな行事が行われます。例えば、元旦のおせち料理の準備や飾りつけ、若水取りと呼ばれる元日の朝に水を汲む作業などです。かつて、このような行事を中心になって行ったのが、家長である年男でした。
年末年始の行事は次第に女性も担当するようになり、年女という言葉も普及していったといわれていますが、年男のほうが歴史が古いとされています。現代では馴染みがない意味合いですが、覚えておくとよいでしょう。
年男・年女は、しばしば厄年と混同されがちです。両者は意味が異なるので、違いを把握しておきましょう。
厄年とは、災難に合いやすく縁起が悪いとされる年齢を指すと広く一般的にいわれています。
数え年で男性は25・42・61歳、女性は19・33・37・61歳が厄年にあたります。
数え年は生まれたときを1歳と数え、元旦を迎えるごとに全員一斉にひとつ年を取る考え方です。実年齢に1歳足した数字が、数え年とされます。
なお、厄年においては1年間だけではなく、前後の年を合わせて3年間は注意して過ごすべきといわれています。厄年にあたる年齢は「本厄」ですが、前年は前兆が現れる「前厄」、あとの年は厄の影響が薄らぐ「後厄」と呼ばれているからです。
厄年に寺社で厄払いをする方も少なくありませんが、「厄年の方=役に立つ方」という一説もあり、大事な役割を担う人とする考え方もあります。
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2025年(令和7年)の男性の厄年の年齢、生まれ年、干支についてまとめました。
前厄 | 本厄 | 後厄 | |
---|---|---|---|
年齢 | 24歳 | 25歳 | 26歳 |
生まれ年 | 2002年(平成14年) | 2001年(平成13年) | 2000年(平成12年) |
干支 | うま年 | へび年 | たつ年 |
前厄 | 本厄 | 後厄 | |
---|---|---|---|
年齢 | 41歳 | 42歳 | 43歳 |
生まれ年 | 1985年(昭和60年) | 1984年(昭和59年) | 1983年(昭和58年) |
干支 | うし年 | ねずみ年 | いのしし年 |
前厄 | 本厄 | 後厄 | |
---|---|---|---|
年齢 | 60歳 | 61歳 | 62歳 |
生まれ年 | 1966年(昭和41年) | 1965年(昭和40年) | 1964年(昭和39年) |
干支 | うま年 | へび年 | たつ年 |
2026年(令和8年)の男性の厄年の年齢、生まれ年、干支についてまとめました。
前厄 | 本厄 | 後厄 | |
---|---|---|---|
年齢 | 24歳 | 25歳 | 26歳 |
生まれ年 | 2003年(平成15年) | 2002年(平成14年) | 2001年(平成13年) |
干支 | ひつじ年 | うま年 | へび年 |
前厄 | 本厄 | 後厄 | |
---|---|---|---|
年齢 | 41歳 | 42歳 | 43歳 |
生まれ年 | 1986年(昭和61年) | 1985年(昭和60年) | 1984年(昭和59年) |
干支 | とら年 | うし年 | ねずみ年 |
前厄 | 本厄 | 後厄 | |
---|---|---|---|
年齢 | 60歳 | 61歳 | 62歳 |
生まれ年 | 1967年(昭和42年) | 1966年(昭和41年) | 1965年(昭和40年) |
干支 | ひつじ年 | うま年 | へび年 |
2025年(令和7年)の女性の厄年の年齢、生まれ年、干支についてまとめました。
前厄 | 本厄 | 後厄 | |
---|---|---|---|
年齢 | 18歳 | 19歳 | 20歳 |
生まれ年 | 2008年(平成20年) | 2007年(平成19年) | 2006年(平成18年) |
干支 | ねずみ年 | いのしし年 | いぬ年 |
前厄 | 本厄 | 後厄 | |
---|---|---|---|
年齢 | 32歳 | 33歳 | 34歳 |
生まれ年 | 1994年(平成6年) | 1993年(平成5年) | 1992年(平成4年) |
干支 | いぬ年 | とり年 | さる年 |
前厄 | 本厄 | 後厄 | |
---|---|---|---|
年齢 | 36歳 | 37歳 | 38歳 |
生まれ年 | 1990年(平成2年) | 1989年(昭和64年・平成元年) | 1988年(昭和63年) |
干支 | うま年 | へび年 | たつ年 |
前厄 | 本厄 | 後厄 | |
---|---|---|---|
年齢 | 60歳 | 61歳 | 62歳 |
生まれ年 | 1966年(昭和41年) | 1965年(昭和40年) | 1964年(昭和39年) |
干支 | うま年 | へび年 | たつ年 |
2026年(令和8年)の女性の厄年の年齢、生まれ年、干支についてまとめました。
前厄 | 本厄 | 後厄 | |
---|---|---|---|
年齢 | 18歳 | 19歳 | 20歳 |
生まれ年 | 2009年(平成21年) | 2008年(平成20年) | 2007年(平成19年) |
干支 | うし年 | ねずみ年 | いのしし年 |
前厄 | 本厄 | 後厄 | |
---|---|---|---|
年齢 | 32歳 | 33歳 | 34歳 |
生まれ年 | 1995年(平成7年) | 1994年(平成6年) | 1993年(平成5年) |
干支 | いのしし年 | いぬ年 | とり年 |
前厄 | 本厄 | 後厄 | |
---|---|---|---|
年齢 | 36歳 | 37歳 | 38歳 |
生まれ年 | 1991年(平成3年) | 1990年(平成2年) | 1989年(昭和64年・平成元年) |
干支 | ひつじ年 | うま年 | へび年 |
前厄 | 本厄 | 後厄 | |
---|---|---|---|
年齢 | 60歳 | 61歳 | 62歳 |
生まれ年 | 1967年(昭和42年) | 1966年(昭和41年) | 1965年(昭和40年) |
干支 | ひつじ年 | うま年 | へび年 |
年男・年女と厄年が重なる年齢は、満年齢として男性は24・60歳のとき、女性は36・60歳のときです。
24歳は社会人として経験を積んでいる最中であり、36歳は仕事で重要なポジションを任されたり家族が増えてせわしなく過ごしていたりする方が多くなる年齢といえます。60歳は定年を迎え、第2の人生のスタートとされるでしょう。
ライフステージが変化する時期と重なるので、人生の転機であり注意が必要な年と考えられます。
年男・年女は年神様のご加護を多く受け縁起がよいといわれる一方で、厄年は気をつけて過ごした方がよいとされる年です。気になる方は厄年のお祓いをしても、年神様のご加護を退けることはないとされているので問題ないでしょう。
年男・年女は12年に一度の当たり年であり、縁起がよいとされています。
重要な神事や儀式に関わることもあり、他の方よりも神様との縁やご加護をいただく機会があると捉える神社もあります。年始を祝う祭祀で初太鼓を鳴らす、節分の豆まき神事では鬼を追い払う豆まきを担当するなど、年男・年女の活躍の場は多いものです。
一方で、厄年と重なる年があるので縁起がよくないと考える方もいるでしょう。主に中国では年男・年女の運勢は低下すると考えられ、邪気祓いの赤い下着を身につける風習があります。
年男・年女となった方に贈り物をするなら、干支にまつわる品物が定番です。他にもカタログギフトや健康を気遣う贈り物などが喜ばれます。
ここでは、贈り物・カタログギフト専門店「antina gift studio(アンティナギフトスタジオ)」がおすすめする、年男・年女の方への贈り物を紹介します。
年男・年女の方には干支、すなわち十二支の動物をモチーフにした贈り物が定番です。自分の生まれ年にちなんだ動物が描かれている品物は、十二支が一周した記念になります。
干支にまつわる品物は、主に年末年始に販売されることが多いでしょう。その年の干支をラベルに描いたお酒や甘味、食器などが販売されています。
人気がある動物のキャラクターの品物であれば、新春の時期以外にも購入できるので、店頭やオンラインショップなどで確認してみましょう。
相手が好みの品物を選べるカタログギフトは、贈り物の定番です。受け取る方自身が本当に欲しいものが手に入り、好きなタイミングで申し込めるので、多くの方から人気を集めています。
例えば、「ILLUMS(イルムス) ギフトカタログ <チボリ>」は、グルメ・インテリア・雑貨など幅広いジャンルの品物を掲載しており、どのような年代・ライフスタイルの方にも喜ばれています。
食にこだわる方には「dancyu(ダンチュウ) グルメギフトカタログ <CA>」「とっておきのニッポンを贈る <弥(あまね)>」がおすすめです。グルメやキッチンウェアに特化した内容なので、おいしいご馳走で年男・年女の方をお祝いできます。
年男・年女を迎えた方への贈り物として、美容や健康を気遣うギフトもおすすめです。
手軽に使用できるセルフケアツール「ナガエプリュス コリネット アイル」は、自宅はもちろんオフィスや旅行先でも、気軽にリラックスタイムを実現できます。
「BALLON / アロマバスソルト ギフトセット e-order gift」は、5種類のバスソルトとミニフラワーチューブを詰め合わせた見た目も楽しい贈り物です。アロマの神秘的な香りに、身も心もほぐれるでしょう。
贅沢な時間を過ごしてほしいという願いから、体験を贈ることもおすすめです。「Relax Gift(BLUE)」は、ボディケアやヘッドスパなどのケアや、ヨガ・フラワーレッスン・陶芸など心を満たす時間をプレゼントできます。
年男・年女は縁起がよくないと捉える方も中にはいるので、縁起がよさそうな贈り物も喜ばれるでしょう。
ここでは、antina gift studioがおすすめする、縁起がよいといわれる贈り物を紹介します。
富や繁栄、成功をもたらす色とされる金色は、お祝いごとを象徴する色です。金箔があしらわれた品物は、縁起のよさを感じさせてくれるでしょう。
お酒が好きな方には「今代司酒造 / 福酒 金箔入り 純米大吟醸 今代司(桐箱入)」がおすすめです。おめでたいモチーフであるだるまのラベルと金箔入りのお酒が、お祝いムードをより一層高めます。
長く使用できるものを贈るなら、お酒の旨みを引き立てる「能作 / 片口 - 大 - 金箔 + ぐい呑 - 錫・金箔」を候補に入れるのもよいでしょう。
ゴルフを嗜む方には「箔一 / ゴルフボール&ティーセット(シングル)」が喜ばれています。印象的な色なので、話の種にもなるでしょう。
鶴や亀は、健康長寿の象徴とされる動物です。鶴や亀をモチーフにした品物も縁起がよいとされ、喜ばれるギフトになるでしょう。
「公長齋小菅 / 鶴フォークセット」「大矢製作所 / 薬味おろし亀」はそれぞれ鶴と亀をかたどっており、日常的に使える利便性の高さから贈り物に選ばれています。
商品名に「鶴」を冠した「京都・一保堂茶舗 / 玉露・煎茶詰合せ(鶴齢・正池の尾)」は、上質なお茶を楽しめる一品です。
日本で一番高い山である富士山は、いわずもがな縁起のよいモチーフの象徴です。
また富士山は、グラスや茶器などのモチーフにも用いられていることが多いです。「Sghr スガハラ / 富士山グラス」は注ぐ飲み物の色合いに応じて、金色に輝く富士や朝日に染まった赤富士を再現できます。
大沢崩れなどを忠実に再現した「能作 / 富士山 FUJIYAMA」は、イオンの効果により飲み物をまろやかにする錫を使用している品物です。伝統工芸品である「木本硝子 / 江戸切子 富士山・梅ペア」は、職人の技が光ります。
ふくろうは「不苦労」「福来」「福老」など、縁起のよい漢字を当てられることが多いです。ヨーロッパでは「森の賢者」として愛されています。
「OTTAIPNU / 今治タオルセット(バス/フェイス/ハンド オウル)」「OTTAIPNU / 今治タオル バスタオル箱入り(オウル)」は、ふくろうの愛らしい姿が描かれたタオルギフトです。吸水性に優れた今治謹製で、やさしい肌触りに包まれます。
「BALLON / アロマオーナメント (Owl/黒/ラベンダー)」は、エッセンシャルオイルをしみこませて使用するルームフレグランスです。玄関やお部屋のワンポイントにもなりますが、シンプルでインテリアを邪魔しません。
出汁に使われる昆布や鰹節は、縁起物として知られる品物です。「喜ぶ」「勝男武士」などおめでたい漢字を当てられることが多く、現代でも結婚式の引出物などに用いられています。
出汁を贈るなら、使い勝手のよい出汁パックがおすすめです。「和風だし 詰め合わせ」はお湯を注ぐだけで即席スープを作れる手軽さが魅力です。
化学調味料や食塩無添加の「やきつべのだし 鰹荒節だしパック20個入り」なら、健康への気遣いを示せます。
切り口から木の年輪が連想されるバウムクーヘンは、長寿や繁栄の象徴とされています。結婚式の引出物の定番でもあり、食べ物なので気軽に贈りやすいことも人気の理由です。
「ご家族の幸せと繁栄が長く続きますように」という願いを込めて、丁寧に焼き上げた「ヌベール バウムクーヘン」。生地には米粉を配合し、しっとり、もっちりとした優しい食感で、国産鶏卵、小麦・米粉・北海道産の生クリーム等、食材にもこだわった商品です。
バウムクーヘンにもう一品付け加えたい場合は「グルテンフリーバウムクーヘン5個・コーヒー詰合せ」を贈りましょう。もちもちした米粉のバウムクーヘンとドリップコーヒーがセットになっており、素敵なティータイムを過ごせます。
個包装されたものなら、1人暮らしの方や家族と分けて召し上がる方にも喜ばれるでしょう。「VENT OUEST(ヴァンウェスト) ギフトカタログ <CHOCOLAT(ショコラ)>+森の庭 / しっとりバームクーヘン」は1つ1つ丁寧に包装されているので、好きなタイミングで気軽に食べられます。カタログギフトもセットになっているので、誕生日などのお祝いごとと兼ねて贈るのもよいでしょう。
年男・年女は、生まれた年と現在の年が同じ十二支になる男女を指します。今年の誕生日を迎えると年齢が12の倍数になる方は年男・年女に当たるので、特別なお祝いをするのもおすすめです。
年男・年女の方へお祝いを贈るなら、antina gift studioの利用を検討しましょう。お祝いにふさわしいカタログギフトや幅広いラインナップの品物を、多数ご用意しています。
贈り物に必要なのし紙やメッセージカードも、無料でご利用いただけます。ギフト選びにお困りの際はギフトアドバイザーがお手伝いいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。