厄年は「よくないことが起こる年」ともいわれていますが、起源や過ごし方を知れば、必要以上に警戒する必要がないことがわかるでしょう。
今回は、厄年の年齢や数え方に加え、厄年の過ごし方や厄年の方に贈る厄除けになる贈り物について紹介します。
厄年とは「よくないことが起こる年」といわれますが、科学的根拠はありません。身体的・精神的なバランスを崩しやすく、体調の変化を感じやすい時期だと考えるとよいでしょう。ライフステージが変わる時期とも重なるため、人生の転機と捉えられることも少なくありません。
まずは、厄年の起源や前厄・本厄・後厄といった言葉の意味について解説します。
厄年の由来や起源については、正確にはわかっていません。しかし、源氏物語にも厄年の話が出てくることから、平安時代にはすでに厄年に対する意識が広まっていたと推測できます。
さまざまな説がありますが、陰陽道に由来する考え方もあります。人生において運気の流れが大きく変わる年代であることから、災難や事故、病気などに見舞われるといったものです。
現代においてはライフステージが大きく変わる時期であり、心身ともにバランスを崩しやすいため、健康管理を意識すべき時期といったニュアンスで捉えられることが多いです。
また、お祓いをしたり厄除けのお守りを授かったりして厄年と向き合う方も少なくありません。
厄年は、人生で一度だけ訪れるものではありません。厄年にあたる年齢を「本厄」と呼び、その前年は「前厄」、あとの年は「後厄」といい、連続した3年間は注意して過ごすべきとされています。
また、前厄は「前兆が現れる年」、本厄は「厄年そのもの」、後厄は「厄の影響が薄らぐ年」とされているようです。
諸説ありますが、全体的には行動や判断を規制するものではなく「普段よりも、慎重によく考え、準備を行うべき期間」と捉えるとよいでしょう。2回目以降の厄年を迎えた方は前回を振り返り、そのときの行動や考え方を参考にするのもひとつの方法です。
厄年の数え方は「数え年」です。数え年は、生まれた年を1歳と数え、元日が来るたびに1つ年を重ねます。今年の誕生日を迎える前であれば今の年齢にプラス2歳、迎えたあとであればプラス1歳と考えるとわかりやすいでしょう。
日常生活では満年齢が一般的ですが、厄年は数え年で数えるため、間違えないようにしましょう。
女性の厄年と男性の厄年は、年齢・回数ともに異なります。まずは男性の厄年について、いつ、何歳で迎えるのかわかりやすくお伝えします。
男性の厄年の回数は、一般的に25歳、42歳、61歳の3回です。お住まいの地域の寺社に厄年早見表が掲示されている場合があるため、一度確認してみるとよいでしょう。
2024年(令和6年)の男性の厄年の年齢、生まれ年、干支についてまとめました。
前厄 | 本厄 | 後厄 | |
---|---|---|---|
年齢 | 24歳 | 25歳 | 26歳 |
生まれ年 | 2001年(平成13年) | 2000年(平成12年) | 1999年(平成11年) |
干支 | へび年 | たつ年 | うさぎ年 |
前厄 | 本厄 | 後厄 | |
---|---|---|---|
年齢 | 41歳 | 42歳 | 43歳 |
生まれ年 | 1984年(昭和59年) | 1983年(昭和58年) | 1982年(昭和57年) |
干支 | ねずみ年 | いのしし年 | いぬ年 |
前厄 | 本厄 | 後厄 | |
---|---|---|---|
年齢 | 60歳 | 61歳 | 62歳 |
生まれ年 | 1965年(昭和40年) | 1964年(昭和39年) | 1963年(昭和38年) |
干支 | へび年 | たつ年 | うさぎ年 |
女性の厄年は、男性の厄年と異なります。いつ、何歳で迎えるものなのか、回数と年齢について紹介します。
女性の厄年の回数は、一般的に19歳、33歳、37歳、61歳の4回です。回数も年齢も、男性と大きく異なります。
2024年(令和6年)の女性の厄年の年齢、生まれ年、干支についてまとめました。
前厄 | 本厄 | 後厄 | |
---|---|---|---|
年齢 | 18歳 | 19歳 | 20歳 |
生まれ年 | 2007年(平成19年) | 2006年(平成18年) | 2005年(平成17年) |
干支 | いのしし年 | いぬ年 | とり年 |
前厄 | 本厄 | 後厄 | |
---|---|---|---|
年齢 | 32歳 | 33歳 | 34歳 |
生まれ年 | 1993年(平成5年) | 1992年(平成4年) | 1991年(平成3年) |
干支 | とり年 | さる年 | ひつじ年 |
前厄 | 本厄 | 後厄 | |
---|---|---|---|
年齢 | 36歳 | 37歳 | 38歳 |
生まれ年 | 1989年(昭和64年・平成元年) | 1988年(昭和63年) | 1987年(昭和62年) |
干支 | へび年 | たつ年 | うさぎ年 |
前厄 | 本厄 | 後厄 | |
---|---|---|---|
年齢 | 60歳 | 61歳 | 62歳 |
生まれ年 | 1965年(昭和40年) | 1964年(昭和39年) | 1963年(昭和38年) |
干支 | へび年 | たつ年 | うさぎ年 |
厄年を迎えると、不安になる方も少なくないでしょう。ただ、厄年だからといって意識しすぎる必要はありません。ここでは厄年の過ごし方について紹介します。
厄年だからといって、必ず悪いことが起きるわけではありません。厄年のことばかり考えずに、普段通りに毎日を過ごすことが大切です。
厄年を気にしすぎると、マイナスな面ばかりが目についてしまいます。何らかのトラブルが起きたときに、「厄年だから」とさらに落ち込んでしまう可能性もあります。
厄年を悪いものだと考えずに、人生の転機だと捉えることで、ポジティブな気持ちで過ごすことができます。よりよい未来に向かって準備や整理を行う年だと考えれば、厄年も前向きに受け止められるでしょう。
厄年は人生の節目であり、結婚や出産、転職など、さまざまなライフステージの変化の時期と重なります。例えば、これまであまり自分の体に意識を向けてこなかった方は、人間ドックや健康診断の受診を検討するのもよいでしょう。
厄年だからこそ、身の回りのものに目を向けてこれまで以上に大切にしたり、より丁寧な暮らしを心がけたりするのもおすすめです。誰かの意見を参考にしたり文化や伝統を重んじたりすることで、自分を成長させられるかもしれません。
厄年には「役年」の意味合いもあるといわれているため、人の役に立つような行動もおすすめです。
厄年にはお祓いを受けたりお守りを授かったりと、やるとよいことがいくつかあります。
厄年を迎えて「何かしておきたい」「いつも通り過ごすのは不安」と思っている方に向けて、厄年にするとよいことを紹介します。
厄年を不安だと感じる方は、神社でお祓いを受けるとよいでしょう。ご祈祷によって精神的に落ち着ける可能性があります。厄年のご祈祷は多くの神社で受け付けているため、気になる方は一度問い合わせることをおすすめします。
厄払いは年始から節分までに行うことが一般的ですが、1年中受け付けてもらえることが多いため、自分の行きやすいタイミングを選びましょう。
お守りを授かることで、気持ちの安らぎを得られるメリットがあります。授かったお守りは、ポーチや財布、バッグなどに入れ、普段から持ち歩きましょう。
ジャケットやスーツの内側のポケットなどに忍ばせておくのもおすすめです。お守りが汚れないように気をつけましょう。
家族や友人が厄年を迎えた場合、厄除けの願いを込めた贈り物をプレゼントすることをおすすめします。贈り物の中には、厄除けの効果やご利益が期待できるようなものもあります。
相手の好みや趣味に合わせつつ、喜ばれる品を選びましょう。贈り物と一緒にメッセージカードを添えて、「穏やかな気持ちで厄年を過ごせますように」といった気持ちを伝えるのもおすすめです。
厄年の女性・男性には、心と体を癒してくれるような健康グッズや、縁起物でありつつデザイン性の高いグッズなどの贈り物がおすすめです。
ここでは厄年の女性・男性への贈り物の選び方を紹介します。
日頃から忙しく働いたり、家事や育児に励んでいたりする方にはマッサージグッズがおすすめです。リラックスできるハーブティーのセットなどもよいでしょう。
贈る相手の好きな香りを知っていれば、アロマディフューザーにおすすめのオイルをセットしてプレゼントしても喜ばれるはずです。
何より大切なことは、「厄年を無事に乗り越えて欲しい」「元気で過ごしてもらいたい」といった気持ちです。手書きのメッセージなどを添えてみてもよいでしょう。
「長いもの」は長生きに通じるといった説があり、縁起物として厄除けのプレゼントに選ばれることが多いです。普段から身に着けられる品物を選んでみましょう。
女性へ贈る場合は例えば、スカーフやブレスレット、ネックレス、ペンダントなどがよいでしょう。男性へ贈る場合は、ベルトやネクタイ、長財布などがおすすめです。
それらの商品には、どれもさまざまなデザインやカラーがあります。相手の好みや普段の服装を思い出し、予算の範囲内で選んでみてください。
「七福神」「七難を逃れる」といった言葉もあるように、七色に輝くものは縁起のよいものと考えられています。中でも光の当たり具合によってさまざまな色に輝く真珠は、厄年を迎えた大人の女性への贈り物として喜ばれるでしょう。
真珠にはフォーマルなイメージがありますが、1粒パールのネックレスやイヤリング、ピアスなど、カジュアルな場面で使えるものもあります。また、母貝の中で時間をかけて少しずつ成長することから、「女性守護」「女性のお守り」などの意味があるとされています。
厄年だからといって贈ってはいけないものはありません。
ここでは、贈り物・カタログギフトの専門店「antina gift studio(アンティナギフトスタジオ)」がおすすめする定番の贈り物や、厄年の方にも喜んでもらえる贈り物などを紹介します。
さまざまな商品があり、幅広い年代の方が楽しめるのがカタログギフトです。受け取った相手が自由に好きなものを選ぶことができるため、厄年の女性・男性からも喜ばれるでしょう。
カタログギフトには、たくさんの種類があります。例えば、お酒専門のカタログギフトやインテリア、雑貨にこだわったもの、グルメに特化したものなどです。中には、商品に関するコラムや生産者への取材記事が掲載され、読み物として楽しめるものもあります。
相手の趣味や好みに合わせてカタログギフトを選ぶことで「自分のために考えてくれたんだ」と喜んでもらえることでしょう。
贈る相手が普段からハーブティーを飲んでいる場合は、パッケージのデザイン性が高いものや、スーパーなどでは見かけないようなものが喜ばれるでしょう。相手の好みに合うかどうかわからない場合は、万人受けする日本茶のセットがおすすめです。
パッケージにこだわった商品を選ぶことで、特別感を伝えられます。厄年で少し憂鬱 な気分を感じている方も、明るい気持ちになってくれるでしょう。
厄年は、心身ともにバランスを崩しやすい時期でもあります。厄年を迎えた方には、「好きなものを食べて元気を出してください」といったメッセージを込めて、グルメを贈るのもおすすめです。
日頃からお肉が好きでよく食べている方には、国産和牛の食べ比べセット、甘いものが好きな方には、アイスクリームや焼き菓子などもよいでしょう。賞味期限の長さや個包装かどうかなどをあらかじめチェックしておくなど、気遣いを忘れないようにすることも大切です。
厄年を気にしている女性・男性への贈り物は、日常的に使用できる縁起物がおすすめです。虹色に輝く「【数量限定】Sghr スガハラ / 虹色風鈴 M」は見た目も美しく、その音色は心地よい涼しさを与えてくれます。
また、光沢のある真珠を使った商品も、厄年の女性に喜ばれるでしょう。「アコヤ真珠 / ハート型ネックレス」は純国産のアコヤ本真珠が使用されており、かわいらしいハート型の真珠が特徴のネックレスです。
厄年の男性には、日常的に使える長財布がおすすめです。「ISURU / 束入れ(カーキ)」は現代のライフスタイルに合うモダンなデザインで、日本伝統の漆を生かした商品です。使うほどに色艶が変化するところもポイントです。
厄年は女性が4回、男性が3回経験する、人生の転機ともいえる年です。前厄・本厄・後厄と3年にわたって続くことになるため、不安に感じる方もいるかもしれませんが、過剰に意識しすぎず前向きに受け止めて、毎日を丁寧に過ごしましょう。
厄年を迎えた女性・男性には、相手を気遣ったり癒やしたりする贈り物がおすすめです。何を贈ればよいかわからないとお困りの方は、贈り物・カタログギフト専門店のantina gift studioがおすすめです。antina gift studioでは、ギフト選びに精通したギフトアドバイザーに品物選びから贈り物のマナーまで相談可能です。
さらに、ラッピングサービスはもちろん、オリジナルのメッセージカード作成も無料で利用できます。大切な方への贈り物をご検討の方は、ぜひantina gift studioをご利用ください。
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