出産祝いを家族や友達からいただいたら、お礼として出産内祝いを贈りましょう。出産内祝いを贈るには適切なタイミングがあるため、マナーを守って贈ることが大切です。
今回は、出産内祝いを贈るタイミングについて紹介します。出産内祝いを贈る際に準備しておくことや避けたほうがよい時期、困ったときの対処法なども解説します。
まずは、出産内祝いを贈るタイミングと贈り方について紹介します。
出産内祝いを贈るタイミングは、産後1カ月〜2カ月頃が一般的です。1カ月を迎えるお宮参りの頃を目安に内祝いを用意する方が多いです。
基本的に、出産祝いを贈るタイミングとして産後2週間〜1カ月あたりが一般的です。出産内祝いを贈るには、発送や連絡の手間がかかります。そのため、すべての出産祝いを受け取ってからまとめて贈るのがおすすめです。
一方で、贈るのが遅すぎると相手を心配させてしまう可能性があるため、遅くても産後2カ月頃までには贈ったほうがよいでしょう。職場に内祝いを贈る場合、職場復帰後にならないよう注意が必要です。
出産内祝いには贈るタイミングの他にも、金額相場やのしなどマナーがあります。こうしたマナーをきちんと守れば、贈るタイミングが早すぎたとしても迷惑とは思われにくいでしょう。一般的には、お返しが遅くなることに比べると、早いほうが悪い印象を与えにくいといえます。
贈り主によっては「産後1カ月〜2カ月は忙しいだろう」と考え、妊娠中に出産内祝いを購入しておくこともあります。あらかじめ出産内祝いを用意しておけば、産後の負担が軽くなるほか、遅くなりすぎることを防げるでしょう。
ただしその場合、金額が相場からかけ離れてしまったり、「出産祝いを期待していたのだろうか」と相手に思われてしまう可能性があるため、注意が必要です。
出産内祝いを贈る際は、手渡しと配送のどちらでも問題ないです。配送で贈る場合も、マナー違反にはなりません。
遠方で訪問が難しい場合は配送を利用し、訪問が可能な場合は手渡しで贈るなど、状況に応じて使い分けるとよいでしょう。
出産内祝いを贈る際は、次の3つについて準備をしておきましょう。
以下ではそれぞれのポイントについて解説します。
出産内祝いは、出産前に贈る方を想定してリストアップしておくとスムーズです。具体的には、家族や親戚、友人、職場の方などが対象になるでしょう。つわりで体調がよくなかったり出産準備などで忙しかったりする場合は無理をせず、産後でも問題ありません。
産後に出産祝いをいただいたら、リストに記入しておきましょう。誰からいただいたかだけではなく、お祝いの品物や金額を記録しておくと、贈り忘れを防ぐことができます。
出産祝いをいただいたら、早めにお礼をすることがマナーです。遅くなると「出産祝いは無事に届いたかな」「体調は大丈夫だろうか」と心配させてしまう可能性があります。
電話やメール・LINEなどで、無事に出産祝いを受け取った報告とお礼の気持ちを伝えましょう。電話番号を知らない場合は、お礼状を出す形でも問題ありません。
出産内祝いの相場は、いただいた金額の半額から3分の1が相場とされています。例えば、出産祝いに30,000円をいただいた場合、10,000円〜15,000円程度の贈り物をするのが一般的です。出産祝いの金額が分かれば、リストに書き込んでおくとよいでしょう。
高額なお祝いの場合や収入に不安がある場合、3分の1未満でも問題ありません。無理のない範囲で、感謝の気持ちを伝えることが大切です。
出産内祝いは産後1カ月〜2カ月に贈ることが通常ですが、次の時期の場合は遅らせる、もしくは早めるのが無難です。
ここからは、それぞれの時期について解説します。
弔事や忌中にある方に出産内祝いを贈る際は、贈るタイミングを遅らせましょう。忌中の方は慌ただしく過ごしていることが多く、特に身近な方を亡くされた場合は心の余裕がないため、お相手が落ち着いた四十九日後に贈ることが適切です。
「のし」の表書きは「御礼」とし、「祝」という単語の使用は避けましょう。また、贈る品物は「死」や「葬儀」を連想させるものを避けることも大切です。
お盆やお彼岸の時期も避けましょう。ご先祖様をお迎えして供養する時期であるため、慶事である出産内祝いを控えるのがマナーです。
ただし、贈ってはいけないという明確なルールがあるわけではありません。中には、お盆やお彼岸を気にせずに贈る方もいます。贈る場合は「お盆(お彼岸)ではありますが」などと連絡を入れたり、メッセージカードを付けたりするとよいでしょう。
11月後半や12月に生まれた場合、少し早めでも年内に贈ることをおすすめします。年をまたいでしまうと、出産がだいぶ前の出来事であるような印象を与えてしまいかねないためです。
また、年末年始は忘年会や新年の準備などで忙しい方が多いため、避けたほうが無難といえるでしょう。
出産内祝いを贈る際には、さまざまな困りごとに直面することもあります。
ここでは、上記の4つの困りごとに関する対処法を紹介します。
出産内祝いを贈るタイミングが目安の時期よりも遅れてしまったときは、可能な限り早めに贈るようにしましょう。
産後で体調が優れなかったり育児で忙しかったりなどの事情があれば、その理由や遅れたことへのお詫びをメッセージカードに添えて伝えます。親しい間柄であればメールやLINEなどで伝えてもよいでしょう。またその際、出産祝いをいただいたことへの感謝の気持ちも忘れずに伝えることが大切です。
出産内祝いを贈るのが遅れたときの「のし」は、通常の出産内祝いと同様に「出産内祝」もしくは「内祝」とするのが適切です。贈るタイミングが遅れてしまった場合でも、基本的なマナーは変わりません。
お宮参りのあとに出産祝いをいただいた場合、基本的にはすぐにお返ししたほうがよいでしょう。
育児で忙しい場合など、すぐにお返しできないときは、いただいてから1カ月〜2カ月以内でも問題ありません。遅くなりそうな場合は、あらかじめ電話やメール・LINEなどでその旨を伝えておくと安心です。
出産祝いをいただいた方から「お返しはいらない」と言われた場合は、両親や先輩などに相談しましょう。無理に贈ることは失礼にあたる可能性もあります。
出産内祝いを贈らない場合でも、お礼の連絡は必要です。出産祝いをいただいたら、すぐに電話やメール・LINEなどで感謝の気持ちを伝えましょう。
出産内祝いで何を贈ればよいか分からない場合は、カタログギフトがおすすめです。カタログギフトなら、幅広い商品の中から相手に好きなものを選んでもらえます。
お菓子や日用品といった、いわゆる「消えもの」もおすすめです。残る物ではなく相手の負担になりにくいため、気負わずに贈ることができます。
出産内祝いにおすすめの贈り物には、次のようなものがあります。
ここからは、それぞれの贈り物について紹介します。贈り物・カタログギフト専門店「antina gift studio(アンティナギフトスタジオ)」で人気のあるおすすめ商品も紹介するので、出産内祝いの贈り物選びの参考にしてみてください。
カタログギフトはさまざまな商品の中から、受け取る方が好きなものを選べます。そのため、受け取る方の好みを知らなくても贈ることができます。幅広い価格で商品展開されているため、さまざまな金額の出産祝いに対応することが可能です。
また、カタログギフトであれば同年代の友達はもちろん、高齢の方まで幅広く喜んでもらえるメリットがあります。
カタログギフトの中には、タオルやお菓子とセットになったものもあります。カタログギフトだけでも喜ばれる贈り物になりますが、さらにプラスのギフトが添えられることでより喜んでもらえるでしょう。
antina gift studioでは、「DEAN & DELUCA」のカタログギフトにトートバッグやハンドタオル、ドリップコーヒーセットが組み合わせられたタイプなどが人気です。
お菓子やスイーツは年齢・性別を問わず喜ばれるため、出産内祝いの贈り物として人気があります。消えものであることから、受け取る方の負担になる心配もないでしょう。
また、職場の方など複数人にまとめて贈る出産内祝いとしてもおすすめです。その場合、個包装されており賞味期限が長いものを選ぶとよいでしょう。
グルメ商品の贈り物は、さまざまな年代の方に喜ばれやすいメリットがあります。いただいた出産祝いの金額にもよりますが、出産内祝いではコーヒーセットや缶詰のアソートセット、スープのセットなどが定番です。
スイーツと同様に消えもののため、受け取る方の負担になりにくいでしょう。また、相手の好みがわからない場合でも無難なものを選びやすく、失敗しにくいといえます。
食べ物ではありませんが、タオルも日用品のため消えものであり、出産内祝いの贈り物として適しています。
今治タオルのような上質なものを選ぶと喜ばれやすいでしょう。また、タオルにボディソープやシャンプーなどがセットになったものも、特別感がありおすすめです。
antina gift studioでは、出産内祝いに赤ちゃんの名前を入れて贈ることも可能です。名入れ可能な出産内祝いの商品には、次のようなものがあります。
例えば「越後ファーム / 『出産内祝』名入れ体重米(ピンク)」の場合、赤ちゃんの名前をパッケージに載せることが可能です。また、赤ちゃんが生まれたときの体重と同じ重さのお米を贈れることも特徴です。
他にも、antina gift studioでは赤ちゃんの写真を表紙に入れられる、オリジナルのカタログギフトも用意しています。表紙には写真に加えて名前や生年月日、身長、体重を入れられるため、世界に1つだけのカタログギフトを贈ることができます。
出産内祝いには、贈り物として適さないものもあります。次のようなものは避けたほうがよいでしょう。
以下では、これらを避けた方がよい理由について解説します。
縁起が悪いものとして、刃物などが挙げられます。「縁を切る」という意味合いがあるため、贈らないようにしましょう。
また、くしも「苦」や「死」を連想させるため、縁起が悪いとされています。他にも、履物やマットは「相手を踏みつける」という意味合いがあり、出産内祝いをはじめ贈り物には適していないといえます。
ただし、昨今では縁起の悪さを気にしない方もいるため、あまり神経質になりすぎる必要はないでしょう。
受け取る方の好みに合わないものを贈ると、相手を困らせてしまうかもしれません。贈り物は自分の好みではなく、受け取る方の好みに合わせて選ぶことが大切です。
もし受け取る方の好みがわからない場合は、年代や性別、ライフスタイルなどをもとに贈り物を選ぶ方法もおすすめです。例えば、30代の女性に出産内祝いを贈るなら、「ACTUS」や「DEAN & DELUCA」などのブランドのカタログギフトが喜ばれやすいでしょう。
出産内祝いの金額は、いただいた出産祝いの半額〜3分の1程度が相場です。相場より安すぎると、相手に失礼な印象を与えてしまいます。反対に高すぎる場合、かえって相手を恐縮させてしまいかねません。
いただいた出産祝いの金額がわからない場合は、ネット検索やSNSで金額を調べてみましょう。同じ商品が見つからないときは、似ているものからおおよその金額を予想しましょう。
出産内祝いは、産後1カ月〜2カ月頃を目安に贈りましょう。贈り方は、手渡しと配送のどちらも問題ありません。あらかじめ、誰に贈るかを想定してリストアップしておくと、産後の手配がスムーズになります。
出産内祝いは、贈り物・カタログギフト専門店であるantina gift studioがおすすめです。出産内祝いにぴったりな贈り物やラッピングを豊富に取り揃えており、幅広い価格帯で用意しているため、相場にあった商品を見つけやすいのも魅力です。
今回紹介したもの以外にも、さまざまな贈り物・カタログギフトを揃えているので、ぜひ店舗またはオンラインショップをご利用ください。