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結婚祝いに目録は必要?基本的な作り方・折り方とマナーを紹介

結婚祝いでは、プレゼントの代わりに目録を渡す場合もあります。ただ、すべての結婚祝いに目録が必要となるわけではありません。

今回は、結婚祝いで目録が必要になるケースを紹介します。目録の具体的な作り方や書き方、マナーも解説しますので、結婚祝いとして目録を贈る際の参考にしてみてください。

目録とは?結婚祝いで必要になるケース

目録とは、品物の内容や名前、見出しなどをまとめた一覧のことです。結婚祝いでは、目録が必要になるケースと不要なケースがあります。ここではまず、結婚祝いで目録が必要になる3つのケースを紹介します。

贈り物が大きすぎて手渡しできない場合

大型家電や大型家具といった大きな品物を結婚祝いとして贈りたいと考えている場合、結婚式場にそれらを持参することは事実上難しいです。このような場合は、まず目録だけを手渡しします。そして、品物は後日、新郎新婦の自宅などに配送します。

家具や家電をはじめとした大きな贈り物は、持ち運びが大変です。その場では一旦目録を渡し、後日配送をするとスムーズにお祝いを贈ることができます。

贈り物の数が多い場合

複数の友人や同僚から贈り物を預かっているケースなど、贈り物の数が多い場合も目録を手渡しするとスムーズです。

細かな贈り物がたくさんある場合も、大きな贈り物を贈る場合と同様に、当日は目録のみを渡し、品物は後日配送すると新郎新婦への負担を減らせます。

現金を贈る場合

目録は、現金を包むものとして使うこともあります。目録で現金を贈る場合は、現金を入れた中袋を目録封筒に入れます。振込の場合は、現金は入れずに振込額を中袋に記載する方法が一般的です。

結婚祝いに現金を贈ることは、マナー違反ではありません。新婚旅行や結婚式の費用をはじめ、新郎新婦が自分たちの好きなものに使うことができるため、喜ばれる可能性が高いでしょう。

目録を作る際に必要なもの

目録を作る際には、毛筆(筆ペン)や封筒など必要なものを準備しましょう。必要となるものは次の通りです。

  • 毛筆(筆ペン)
  • 奉書紙
  • 目録袋(目録封筒)

基本的に、いずれも文房具店や100円ショップなどで購入できます。ここからは、目録を作る際に必要なものについて解説します。

毛筆(筆ペン)

目録は毛筆で書くことが一般的です。筆ペンを使っても問題ありません。ただし、毛筆や筆ペンで書き慣れていないからと、ボールペンや万年筆を使って書くことは避けましょう。

また、結婚祝いの目録には濃い黒色のインクを使います。薄い墨は仏事に使うものなので使用しないようにしましょう。

奉書紙

奉書紙(ほうしょし・ほうしょがみ)とは和紙の一種で、白く厚みのある紙のことです。

奉書紙は大型の文房具店や紙の専門店、デパート、インターネット、100円ショップなどで購入できます。価格は、紙質などによって異なります。

奉書紙はツルツルしているのが表面で、ザラザラしているのが裏面です。どちらの面に書いてもマナー違反ではありませんが、表面に書いたほうが文字がにじみにくいです。

目録袋(目録封筒)

目録袋とは目録を包むものであり、目録封筒とも呼ばれます。

一般的な贈り物には水引を付けますが、目録は受け取ったらすぐに開封されることが多いため、水引の有無は問いません。

ちなみに結婚祝いを贈る際は、水引は「結び切り」を使用します。結び切りにもいくつか種類がありますが、結婚祝いには紅と白、それぞれの水引が合わせられたものを使用します。一度結ぶとなかなかほどけないことから、結婚のような「繰り返さないほうが良いとされるお祝い事」に用いられます。

結婚祝いの奉書紙の折り方・目録の書き方

毛筆(筆ペン)と奉書紙の準備ができたら、まずは奉書紙を折るところからはじめます。奉書紙は、以下の手順で3等分になるように折ります。

  1. 長方形の奉書紙を、縦半分に折る
  2. (1)でできた折り目の山折り部分(袋側)を自分の手前になるようにして、横長の状態にする
  3. 奉書紙を縦方向に3等分に折り、折り目を付ける。このとき、左側・右側の順に折る

奉書紙が折れたら、目録を書いていきましょう。3等分に折った部分を右側・中央・左側と分け、次の内容を記載します。

  • 右側:表題
  • 中央:品名・個数・理由
  • 左側:贈り主と相手の名前

ここからは、それぞれの書き方を説明します。

右側:表題

奉書紙の右側部分には、表題である「目録」または「贈」と書きます。できるだけ中央寄りになるように書くときれいに見えます。

中央:品名・個数・理由

奉書紙の中央部分には、以下のように品名と個数を書きます。

一、 テレビ 一台

上記は新字体で書いていますが、旧字体の「壱」「弐」を使ってもかまいません。旧字体を使うとより丁寧でかしこまった印象を与えられます。

結婚祝いを贈る理由を記載したい場合は、品名と個数の左隣に書きます。結婚祝いの場合は「右、結婚のお祝いとしてお贈りいたします」「結婚のお祝いをお贈り申し上げます」と書くとよいでしょう。

左側:贈り主・相手の名前

奉書紙の左側部分には「令和◯年◯月◯日」のように、目録を渡す年月日を書きます。日付は書かず、「令和〇年〇月吉日」という形式でも問題ありません。

次に、贈り主の名前を書きます。贈り主が3人までの場合は全員の名前を書くことが一般的ですが、人数が多い場合は「友人一同」のように団体名で書いても構いません。日付よりもやや小さく書きます。

最後に、贈る相手の苗字を書きます。「鈴木様」のように、苗字だけで構いません。贈る相手の苗字は、贈り主の名前よりも大きく書きましょう。

目録の折り方

目録を書き終えたら、奉書紙と目録袋を折ります。ここではそれぞれの折り方を紹介します。

奉書紙の折り方

目録を書く際に折った折り目にしたがって、奉書紙を折ります。

まずは左側(日付や贈り主の名前を書いた側)から中央に向かい、折り目に沿う形で折りましょう。折り曲げた左側の上に右側を重ねるイメージで、右側も中央に向かって折ります。

一番上に「目録(または贈)」と書かれた部分が見えるような状態になれば完成です。

目録袋の折り方

目録袋は奉書紙を包む役割があります。上包みを開いたら、中央に奉書紙を置き、折り目に沿う形で目録袋を元の形に戻していきます。上包みは、左→右→上→下の順に折りたたみます。

結婚祝いの場合は、上包みの下段が上段に重なるよう折り込みましょう。反対に、上段を下側に重ねる形は、弔事の際に使用される方法なので、間違わないよう注意しましょう。

市販の上包みを使う場合は下側を開けて奉書紙を入れ、そのまま上包みを元に戻し、整えることも可能です。

目録を渡す際のマナー

目録が完成したら、あとは当日に目録を渡します。ただし、目録はそのまま持ち歩かないなど、さまざまなマナーがあるため配慮が必要です。

相手に失礼のないようにするためにも、渡す際のマナーを心得ておきましょう。

風呂敷で包んでいく

結婚祝いの目録を持ち運ぶ際には、袱紗(ふくさ)をかけ風呂敷で包んでおきましょう。袱紗がない場合は、小さめの風呂敷やスカーフ、大判のハンカチなどで代用することもあります。ただし、代用品を使用する場合、色や柄などに気を配る必要があります。

また、目録を渡す際は、目録を白木台の上に置き、広盆に乗せた状態で相手に差し出す形式が本来のマナーです。手渡しはせず、台に乗せたまま滑らせるようなイメージで渡します。

品物を後日配送することを伝える

結婚祝いを贈る目安は、遅くても結婚式の1週間前までが一般的です。結婚式当日に渡すことはマナー違反といった声もありますが、目録であれば問題はありません。結婚式当日に目録を渡し、その際に品物は後日配送する旨を伝えましょう。

関係性の近い相手であれば、結婚式の1カ月前に相手の自宅を訪ね、お祝いの言葉とともに目録を渡すという方法もあります。目録は相手との関係性やそのときの状況によって、いつ渡すかを決めてもよいでしょう。

結婚祝いならカタログギフトがおすすめ

結婚祝いの目録のやり方について説明しましたが、結婚祝いにはカタログギフトを贈るという選択肢もあります。

さらに、カタログギフトは贈る側・受け取る側の双方にメリットがあります。ここではそれぞれのメリットについて解説します。

贈る側のメリット

カタログギフトを贈る側のメリットは次の2つです。

  • 目録を用意する必要がない
  • 簡単に購入できる

まずは、贈る側のメリットについて確認しましょう。

目録を用意する必要がない

カタログギフトを贈る場合は、目録を用意する必要がありません。結果的に、受け取る方自身がカタログギフトから大型家電などを選んで受け取ることになっても、贈る側が直接その商品を贈る形にはならないためです。冊子のタイプはもちろん、カード型のカタログギフトであればよりコンパクトなため、目録を用意しなくても結婚祝いを贈ることができます。

さらに、書き慣れない筆ペンを使ったり、奉書紙を買いに行くような手間もないため、スムーズに結婚祝いの準備ができます。目録を作るうえで必要な書き方や折り方などに頭を悩ませることもないでしょう。

簡単に購入できる

簡単に購入できることも、カタログギフトのメリットです。例えば、結婚祝いに大型家電を贈る場合、一時的に贈り物を贈り主が保管しなければなりません。しかし、カタログギフトであれば、贈り主は冊子やカードタイプなどのカタログギフトを購入するだけです。

カタログギフトであれば、手渡しの場合も簡単に持ち運べるため便利です。最近では、二次元コードを読み取ってWebから申し込みができるカードタイプや、スマートフォンからメールやLINEを使って贈れるソーシャルタイプのカタログギフトもあるため、より利便性が高まっています。

受け取る側のメリット

カタログギフトには、贈る側のメリットだけでなく、受け取る側のメリットもあります。受け取る側のメリットは次の通りです。

  • 好きなものを選べる
  • 好きなタイミングで注文できる

ここからは、それぞれのメリットについて紹介します。

好きなものを選べる

カタログギフトでは、受け取った方がカタログから好きな商品を選べます。

結婚祝いでは、新郎新婦は同じタイミングで複数のプレゼントを受け取る可能性があります。そのような場合でも、他の人と同じプレゼントを贈ってしまう心配がありません。本人が欲しいものを受け取れるため、喜んでもらいやすいでしょう。

好きなタイミングで注文できる

目録の場合、贈り主と受け取る方のタイミングを合わせる必要があります。カタログギフトなら、有効期限内であればいつ注文するかを受け取る方自身が自由に選べます。

そのため、「引っ越して新居での暮らしが落ち着いてから受け取ろう」「赤ちゃんが生まれたら、ベビー用品を選ぼう」といったことも可能です。

また、掲載商品のジャンルも豊富で、食べ物や飲み物、日用品やキッチンウェアなどさまざまな商品があるため、受け取る方のライフスタイルに合わせて利用してもらえるでしょう。

結婚祝いにおすすめのカタログギフト

カタログギフトには、さまざまな種類があります。ここでは、贈り物・カタログギフト専門店「antina gift studio(アンティナギフトスタジオ)」がおすすめする結婚祝いにふさわしいカタログギフトを3つ紹介します。

ご夫婦の好みや趣味に合わせて、とっておきのカタログギフトを選んでください。

TODAY'S SPECIAL

「TODAY'S SPECIAL」は、「今日の特別」に出会ってもらえるようにと想いを込めたカタログギフトです。オリジナルアイテムやうつわやグラス、調理道具やグリーンなど7つのカテゴリーから好きな商品が選べます。

春夏秋冬の季節を楽しめるシーズナルギフトも掲載されており、受け取る方の選ぶ楽しみもさらに増すでしょう。おしゃれなご夫婦や、生活道具にこだわっているご夫婦におすすめのカタログギフトです。

TODAY'S SPECIAL

DEAN & DELUCA

「DEAN & DELUCA」は世界中のおいしい食べ物を集めた、食のセレクトショップならではのカタログギフトです。「おいしい朝食からはじまる旅」「和食の魅力を再発見する旅」など、5つの旅のテーマに沿って集められたバイヤー選りすぐりのアイテムが掲載されています。

さまざまな食材や雑貨からカタログ限定のオリジナル商品まで、ジャンルも豊富です。さらに、「フルーツジャムでつくる、焼きジャムトースト」のように掲載商品を使った手軽なレシピやおもてなし料理のレシピ、生産者のストーリー、コラムなど読み応えのあるコンテンツが充実しています。

写真や文章も美しく、読んだあとも大切に手元に残しておきたくなるカタログギフトです。

DEAN & DELUCA

ILLUMS(イルムス)

「ILLUMS(イルムス)」は北欧の暮らしをテーマに、北欧ブランドの商品を中心とした様々な国の品々を多数ラインナップしているカタログギフトです。「家で過ごす時間を豊かにする」ために生まれたアイテムたちが、イルムス独自の視点で集められています。

シンプルで実用性の高い商品が多数あり、丁寧な暮らしを楽しみたいご夫婦に喜ばれる1冊です。

巻頭特集の「Scandinavian Design」では、注目の北欧ブランドや有名北欧ブランドが紹介されています。コースごとに掲載内容は異なりますが、ワインやスイーツ、紅茶セット、カトラリー、ティーカップ&ソーサーなど、ジャンルも豊富です。

ILLUMS(イルムス)

結婚祝いならantina gift studio

結婚祝いに大型家具や家電、複数の品物をまとめて贈る場合は、目録の準備が必要になることも少なくありません。奉書紙や目録袋を用意し、目録の作り方のルールに従って作成しましょう。

結婚祝いで贈るプレゼントには、カタログギフトがおすすめです。カタログギフトは受け取る方自身に欲しい物を選んでもらえるため、贈り主にとっても贈りやすいといえます。

今回紹介したカタログギフト以外にも、antina gift studioでは結婚祝いにぴったりのギフトを取り揃えていますので、ぜひantina gift studioのサイトをご覧ください。

antina gift studioのカタログギフトについて詳しくはこちら