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結婚祝いの平均予算はいくら?現金とプレゼントどちらを選ぶ?基本的なマナーも紹介

結婚祝いを贈る際には、相場を知っておくことが大切です。お祝いごとの返礼は、「半返し」や「3分の1返し」が基本であるとされています。相場通りのお祝いを贈ることで相手に負担を与えず、気持ちよく受け取ってもらえるでしょう。

今回は、さまざまなシーンや関係性に応じた結婚祝いの相場と、渡す際のマナーや注意点について解説します。

一般的な結婚祝いの種類

結婚祝いとして贈るものは、次の3種類が一般的です。

  • プレゼント
  • 現金
  • 両方(プレゼント+現金)

まずは、それぞれのメリットとデメリットを解説します。

プレゼント

結婚祝いとしてプレゼントを渡すことのメリットは、相手が喜びそうなものを贈り主が選べることです。大切な友人や親族など贈る相手の笑顔を想像しながらプレゼントを選ぶ時間は、贈り主自身にとっても幸せな時間となるでしょう。

ただし、必ずしもそのプレゼントが喜んでもらえるとは限らず、結婚を機に離れてしまう趣味があったり、好みが変わっていたりするケースもあります。

贈り手の一方的な押しつけにならないように、相手の趣味や嗜好はもちろん、新生活が始まることにも気を配ることが大切です。親しい間柄なら、リクエストを受け付けるのもよい手段です。

現金

結婚祝いは、プレゼントでも現金でもよいとされています。結婚祝いで現金を贈るメリットは、相手が使い道を自由に選べることが挙げられます。

現金ならば、結婚後の生活資金や新婚旅行、新生活に必要なものなど、自分たちが必要とする用途に充てることができます。

注意しなければならない点は、贈り主との関係性や相手の立場によっては、現金を贈ることが失礼にあたる可能性があるということです。また、相場よりも多すぎる現金を贈ってしまうと、相手を恐縮させてしまうかもしれません。

現金を結婚祝いとして贈る場合は、関係性に応じた金額相場から外れないように配慮しましょう。

両方

結婚祝いでは、プレゼントとお祝い金の両方を贈ることも珍しくありません。心のこもったプレゼントと自由に使える現金を贈ることで、結婚を祝う気持ちが伝わりやすくなるでしょう。

しかし、それぞれの金額配分を考えないと予算が高くなり、相手にも気を遣わせてしまいかねません。両方贈る際は、「プレゼント+お祝い金」で予算の配分を考え、相場に合った金額になるよう考慮することが大切です。

結婚祝いの相場はいくら?

結婚祝いを渡す状況や関係性によって、ふさわしい内容と相場が異なります。ここでは次の4シーンに分けて説明します。

  • 結婚式に出席する場合
  • 結婚式に出席しない場合
  • 結婚式を挙げない場合
  • 授かり婚の場合

それぞれにふさわしい内容や具体的な相場は次の通りです。

結婚式に出席する場合

通常、結婚式に出席する場合はご祝儀を持参します。ご祝儀は現金を包むこととされており、友人に贈る場合の一般的な相場は30,000円です。

結婚式当日は新郎新婦には時間的な余裕がありません。また、荷物の負担になるおそれもあるため、新郎新婦から頼まれたなどの特別な事情がない限り、プレゼントは持っていかない方がよいでしょう。どうしても渡したいプレゼントがある場合は、別の機会にすることをおすすめします。

結婚式に出席しない場合

結婚式に出席しない場合の結婚祝いは、プレゼントでもお祝い金でもかまいません。友人に贈る場合の一般的な相場は10,000円です。ただし、相手から結婚祝いを受け取ったことがある場合は、同額のお祝い金を贈るのがマナーです。

万が一、出席予定の結婚式をキャンセルすることになった場合は、本来渡すはずだったご祝儀と同額の現金を渡しましょう。当日や日が迫ってからのキャンセルは、新郎新婦の迷惑になってしまうため、都合がつかなくなったことがわかった時点で、すぐに連絡しましょう。

結婚式を挙げない場合

新郎新婦が結婚式を挙げない場合は、関係性に応じたプレゼントやお祝い金を贈ります。このときの一般的な相場は10,000円です。結婚式を挙げたなら出席したであろう親しい間柄の場合は、ご祝儀に近い予算でお祝いを贈ることもあるでしょう。

挙式がなしの場合でも、自分の結婚式でお祝いを受け取っている場合は同額のご祝儀を渡すのがマナーです。

授かり婚の場合

授かり婚の場合でも、ここまでに紹介した内容や相場に変わりはありません。結婚祝いと出産祝いは別のお祝いと考え、それぞれのタイミングで贈ります。

ただし、入籍の報告を受けた時点で赤ちゃんが生まれていた場合は、お祝いを同時に渡してもよいでしょう。

結婚祝いの相場平均

結婚祝いの相場は、相手との関係によって変わります。ここでは友達やきょうだい、親戚、職場関係に分けて、適切な相場について解説します。

友達

友達に結婚祝いを贈る場合の相場は、30,000円です。ただし、結婚祝いを受け取ったことがある相手への結婚祝いは、受け取った金額に合わせるのがマナーです。

友達に贈る結婚祝いでは、連名でプレゼントを用意することも珍しくありません。友達同士の負担が偏らないように、互いに相談して決めましょう。

きょうだい

きょうだいに贈る結婚祝いは、50,000円〜100,000円が相場です。年上から年下に贈る場合はやや高め、その逆はやや低めになる傾向があります。

複数のきょうだいがいる場合は、年長者の予算額を年少者が上回らないような配慮も必要です。まだ学生や就職して間もない弟妹は、ご祝儀やお祝い金などの現金を渡さなくとも問題ありません。無理のない範囲でプレゼントを贈るとよいでしょう。

中には、家族間で独自のルールを設けているケースもあるため、その場合はまず家族に相談することが大切です。

親族やその他親戚

甥や姪、いとこなどの親戚に結婚祝いを贈る場合は、30,000円が相場です。関係性や年齢差によっては、30,000円より高い金額で贈ることもあります。自分のきょうだいやいとこの間で贈る金額にばらつきが出ないよう、事前に相談しておくとよいでしょう。

その他の親族に対しても30,000円程度が一般的です。ただし、特にお世話になった相手がいる場合は、さらに大きな金額を用意するケースもあります。

職場関係・取引先

職場の人に結婚祝いを贈る場合は、その関係性によって相場が異なります。一般的な相場では、同僚や部下へ贈る場合は30,000円ですが、部下から上司へ贈る場合は35,000円と少し高くなっています。結婚式に出席する場合はご祝儀として、結婚式がない場合はお祝い金として渡すとよいでしょう。

また、結婚式の主賓として招かれた上司の場合は、一般的なご祝儀相場ではなく50,000円以上を目安として用意するのがマナーとされています。これは、主賓として特別なもてなしを受けることを見越した金額です。

関係性によっては、部署内で少額ずつ集めてまとまった金額のお祝い金やプレゼントを贈るケースもあるでしょう。トラブル防止のためのルールがある可能性もあるので、社内で確認しておくと安心です。

また、営業や広報など対外的な働きをしている場合、取引先に結婚祝いを贈る機会があるかもしれません。この場合の相場も30,000円程度です。

結婚祝いを渡す際のマナー

結婚祝いには、その渡し方にもさまざまなマナーがあります。

ここでは現金とプレゼントに分けて、お祝いを渡す際におさえておくべき最低限のマナーを紹介します。

現金のマナー

結婚祝いにご祝儀やお祝い金などの現金を贈る際は、次の2点に注意が必要です。

  • 金額は奇数にする
  • ご祝儀袋に包む

それぞれのマナーについて詳しく解説します。

金額は奇数にする

結婚祝いでは、割り切れる偶数は夫婦の別れを連想させることから縁起が悪いとされています。しかし、末広がりの8は偶数でも縁起のよい数字、4と9は「死」「苦」を連想させる特に縁起が悪い数字とされるなど、必ずしも偶数ばかりが忌避されるわけではない点に注意しましょう。

ご祝儀やお祝い金の相場は、主に30,000円か50,000円と奇数になります。少し多めに贈りたいと思っても40,000円は避けるべき数字のため、お祝い金には30,000円を包み、10,000円をプレゼントで贈るというのも1つの方法です。

ご祝儀袋に包む

ご祝儀やお祝い金は、祝儀袋に包んで渡しましょう。祝儀袋の書き方や包み方は次の通りです。

  1. 祝儀袋の中袋表面に、金額を大字で記す

    大字とは、通常用いる漢数字の難しい書き方です。例えば、漢数字で「一、二、三」と記した場合は線を足して容易に改ざんできますが、大字では「壱、弐、参」となるため改ざんを防げます。例えば、30,000円を包んだ場合は、「参萬圓」と書きます。

  2. 中袋の裏面には、贈り主の氏名と住所を記入する
  3. 新券(新札)を用意し肖像画が上になるように向きを揃え、金額面を表にした中袋に入れる
  4. 上包みの中央よりやや左に中袋を置き、左右上下の順でたたむ※祝儀袋の形状によって異なる

    祝儀袋は、1枚の紙をたたむものから袋状のものまで、さまざまな形状のものが販売されています。中袋の包み方はそれぞれの形状に合わせますが、上包みの上下の折り方だけはルールが決まっています。慶事では、必ず上を先に折り、下を重ねるように折りましょう。逆に折ると葬儀や法事などの弔事用となるため、特に注意が必要です。

  5. のし紙の表書きを書く

    表書きの上部には、「寿」「壽」あるいは「御結婚御祝」と書き、下半分に贈り主の氏名を記します。すでに印字された短冊が入っている場合は、それを使ってもかまいません。氏名は、通常フルネームで記しますが、家族が連名で贈る場合や会社名を記載する場合はその限りではありません。

  6. 祝儀袋を袱紗(ふくさ)に包む

    大切なご祝儀を汚してしまわないように、袱紗に包んで運びましょう。

プレゼントのマナー

プレゼントを贈る際に気をつけるべきマナーは、次の2点です。

  • 披露宴の場では渡さない
  • 結婚祝いにNGなものは避ける

それぞれ理由について解説します。

披露宴の場では渡さない

結婚祝いにプレゼントを贈る場合、結婚式や披露宴ではなく別の機会を設けます。

結婚式に招待されている場合は、式の1週間前までに届くように手配するのがよいでしょう。またこの場合、結婚式への出欠は問いません。

結婚式の招待を受けなかった場合は、挙式後2週間から1ヵ月後までを目安に贈るとよいでしょう。式の前に届けてしまうと、式に招待しなかったことを新郎新婦が後ろめたく感じるかもしれません。式が終わってから贈る方が、相手に気を遣わせずにすみます。

挙式の予定がないという場合は、報告を聞いてから1ヵ月以内が目安となります。

結婚祝いにNGなものは避ける

結婚祝いでは、縁起を気にする人も少なくありません。下記のような品は、結婚祝いのプレゼントとしては避けましょう。

結婚祝いで避けたほうがよいもの 結婚祝いで避けたほうがよい理由

刃物

「縁が切れる」意味を持つ

「9」「4」という縁起の悪い数字に変換できる

ハンカチ

「手巾(てぎれ)」=「手切れ」を連想させる

白いタオル

亡くなった人に用いることが多い

割れ物

別れを連想させる

ただし、人によっては「特に気にしない」という方もいます。また、割れ物は別れを連想させるとされていますが、割れて数が増えることから子孫繁栄で縁起がよいと考えるう人もいます。実用的なキッチングッズは新生活で重宝されるため、新郎新婦からリクエストがあった場合は贈っても問題ないでしょう。

結婚祝いにおすすめのプレゼント

結婚祝いにおすすめのプレゼントには、次のようなものがあります。

  • カタログギフト
  • キッチン用品
  • 家電

それぞれのプレゼントについて解説します。

カタログギフト

カタログギフトは、結婚祝いにおける定番のプレゼントの1つです。カタログギフトのメリットは、受け取った方が好きな品物を選べる点です。

食品やお酒、日用品といった幅広いラインナップで揃えているカタログが一般的ですが、なかにはグルメやお酒など特定のジャンルに特化したカタログギフトもあります。たくさんのギフトを見ながら選ぶ過程も楽しいものです。

また、贈り主にとっても、相手の趣味や好みを深く知らなくても贈りやすいというメリットがあります。価格帯も明確で、関係性に応じた適切なカタログギフトを贈ることができます。

キッチン用品

キッチン用品も、結婚祝いとして定番のプレゼントです。夫婦の新生活を始めるうえで必要な食器やテーブルウェアなどが人気です。また、自分で買うには少し高価な調理器具や機能的な便利グッズも喜ばれるでしょう。

ただし、プレゼントしたものが新居の雰囲気に合わないケースや、すでに持っているケースも考えられます。いきなり贈るのではなく、何がほしいかリサーチしておくと安心です。

家電

新居に引越すタイミングで、家電や家具を新しく買い揃える方も少なくありません。独身時代に使っていた家電では、2人暮らしにはサイズや機能が不足していることもあります。そういった相手には、必要な家電をプレゼントすると喜ばれ、長く使ってもらえるでしょう。

家電を贈る場合は、前もってリクエストを聞いておくことが大切です。互いの関係によっては、一緒に選んでもよいでしょう。

antina gift studioで人気の結婚祝い

ここからはカタログギフト専門店「antina gift studio(アンティナギフトスタジオ)」が結婚祝いにおすすめするカタログギフトとプレゼントを紹介します。

おすすめカタログギフト3選

antina gift studioでおすすめのカタログギフトは次の通りです。

  • DEAN & DELUCA
  • dancyu
  • ACTUS

それぞれどのような特徴があるのか紹介します。

DEAN & DELUCA

「DEAN & DELUCA」は世界中のおいしい食べ物を集めた食のセレクトショップです。「DEAN & DELUCA」のカタログギフトにはとっておきの食材から便利な調理器具まで豊富なラインナップで、「食の美しさ」を五感で楽しむというこだわりが詰まっています。

新郎新婦が、のんびりと幸せな時間を楽しむためのプレゼントに最適です。 DEAN & DELUCA DEAN & DELUCA

dancyu

1990年の創刊以来、おいしい食に関心のある読者に愛読されているグルメ雑誌「dancyu」。そのdancyuが監修したグルメギフトカタログでは、これまで誌面で紹介されてきた全国のおいしいものからお好きなグルメをセレクトすることができます。

本物を追求している作り手による食べ物は、dancyu編集部が自信を持っておすすめするものばかりです。 dancyu dancyu

ACTUS

「ACTUS」は、50年以上前から北欧を中心としたヨーロッパ家具の輸入販売を行っているライフスタイルブランドです。人気の北欧家具やテーブルウェア、上質なタオルやオリジナルのルームフレグランスなど、心地よい日常を送るための品を豊富に取り揃えています。

ルームスプレーやタオルがセットになったカタログギフトでは、いつもの部屋に透明感をプラスするさわやかな香りが楽しめます。2人で過ごすおしゃれな空間を大切にしている新郎新婦におすすめです。 dancyu ACTUS

クチポール/GOA カトラリーセット ブラック×ゴールド

「クチポール/GOA」は人間工学に基づいた曲線美が美しいカトラリーセットです。職人の手によって1つひとつ作り上げられた繊細でユニークなデザインは持ちやすく、さらっとしたマットな質感の持ち手は優しく手に馴染みます。

ディナーナイフ、ディナーフォーク、ディナースプーンが2つずつセットされているため、新生活を始める新郎新婦にぴったりなプレゼントです。 dancyu クチポール / GOA カトラリーセット ブラック×ゴールド

Russell Hobbs/カフェケトル(シルバー)

「Russel Hobbs」は品質の高さや技術面が非常に優れていることで、世界各国で高い評価を得ている調理家電のブランドです。

カップ1杯分の水が約1分で沸騰するため、慌ただしい朝でもコーヒーを飲む余裕が生まれます。キッチンからリビング、ベッドサイドまで、日常生活のあらゆる場面で活躍する優れものです。 dancyu Russell Hobbs / カフェケトル (シルバー)

1616/aritajapan TY パレスプレート220ペア

「1616/arita japan」は、デザイナーの柳原照弘氏と有田焼の商社である百田陶園が立ち上げた新しい有田焼ブランドです。日本で初めて陶器が造られた佐賀県有田から、これまでのイメージとはまったく異なる有田焼デザインを発信しています。

絢爛豪華な文様を一切なくし、単色で仕上げたマットな質感は日常使いにぴったりです。高密度の陶土を用いることで電子レンジ使用にも対応しており、新生活のあらゆるシーンで活躍するでしょう。 dancyu 1616/aritajapan TY パレスプレート220ペア

結婚祝いならantina gift studio

結婚祝いには、プレゼント・現金・その両方といった3パターンの贈り方があります。祝うシチュエーションや互いの関係性によって相場は変わります。

カタログギフトは、結婚祝いのプレゼントとして定番の人気があります。幅広い年齢層や趣味に合わせたカタログギフトが豊富にあるため、かえって「どのカタログギフトを選べばよいかわからない」と困ってしまう方もいるでしょう。

その際は、ぜひantina gift studioのギフトアドバイザーにご相談ください。多くの結婚祝いを選んだノウハウを持つ選任のギフトアドバイザーが、お客様のギフト選びをお手伝いいたします。

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