地域で異なる結婚の風習
引出物を選ぶときに、メインの引出物・引菓子・縁起物をどうするか悩まれる方も多いと思います。
実は地域によって選ばれる品物に特徴があります。
昔からの地域の風習であったり、その地域で人気の品物であったり・・・
今回は、地域の特色を生かした引出物や引菓子にはどんなものがあるかご紹介します。
CONTENTS
#1
地域別の特色(引出物)
特徴のある都道府県の引出物をピックアップしましたので、いくつかまとめてみました。
<北海道>
引出物として、甘納豆入りのお赤飯を贈る風習があるようです。<新潟県>
新潟県の引出物の一品に「松の葉」というものがあります。この松の葉とは新郎新婦の名刺代わりという意味を持ちます。相場は1000円前後、のし上に「松の葉」、のし下に「新郎新婦の名前」を入れ、タオルなど実用的な商品が選ばれています。
<富山県>
昔からかまぼこが引出物として贈られています。鯛の形をした大きなかまぼこで、持ち帰るのがとても大変な重さです。
<石川県>
引出物に縁起物らしいおめでたいモチーフをした「生菓子」が選ばれます。鶴亀の紅白や「日、月、海、山、里」をイメージしたものがあります。
<愛知県>
日本で一番結婚式が派手といわれるのが名古屋です。「名披露目(なびろめ)」というものが慣習の一つにあり、名前を覚えてもらうためにおふたりの名前の入った品物を贈ります。
また、引出物や引菓子には両家名を入れます。
<香川県>
引出物の定番となっているのが「おいり」と呼ばれるお菓子です。五色の餅花で作ったあられを小さく丸め、ピンク、赤、緑、青、白などカラフルに色づけされたものです。
その他、うどんや小豆島そうめん、香川漆器のお椀やオリーブオイルなど香川県の特産物が人気のようです。
<徳島県>
伝統的には「赤飯」「かつお節」「引菓子」「板付き」「記念品」の5品を贈るのが定番です。<山口県>
海・山・形に残るものの3点が定番です。海はかまぼこ、山はケーキ、形に残るものは萩焼のことを指します。
山がケーキなのは、山は農作物を連想させ、穀物である小麦粉を使ったケーキという解釈のようです。
<佐賀県>
メインの引出物の定番なのが佐賀県特産の焼物です。有田・伊万里・唐津など焼物が盛んな地域ならではです。
引菓子には佐賀銘菓のマルボーロを利用する人も多いです。
「千代結び」というリボンのように結ばれた形の紅白の砂糖菓子もお祝い事にぴったりで良く贈られていました。

#2
地域別の特色(その他)
こちらも都道府県によって、特徴があります。
<北海道>
披露宴でゲストにいただくお金を「ご祝儀」ではなく「会費」とすることが多いようです。ご祝儀の相場は一般的に3万円とされますが、会費の相場は1万円~1万5,000円ほどのようです。
<岡山県>
結納の際、新郎新婦がお互いに風呂敷を贈り合う「流しふくさ」という儀式があります。<沖縄県>
沖縄の結婚式は一度に300人以上参加することも多くあり、余興も全員参加が一般的です。人数が多いので、ご祝儀も1万円が普通です。地域によって様々な特徴があり、面白いですね。
一生に一度の結婚式なので、自分たちが楽しめるような結婚式にしましょう。
地域の風習については、一度ご両親などに確認すると良いでしょう。
#3
まとめ
地域によって様々な特徴があって面白いですね。一生に一度のことですので、2人の思い出に残るようなものにしましょう。地域ごとの特徴に関しては一度ご両親などに確認をすることをおすすめします。
